かころぐ

旅行記録と日記と漫画の感想。ネタバレもあります。

嵯峨島(長崎県五島市)2022.9

 今回は嵯峨島のお話です。

 嵯峨島五島列島の島の一つで、五島列島最大の島、福江島の西側にある貝津港から船が1日4往復運航しています。

 同年6月に札幌にいる友人を訪ねた際、夏休みにどこに行くのか聞いたところ「五島か対馬やな」と私も行きたかったけどまだ行けていない場所だったので同行を申し入れ、対馬と五島のどちらに行くか会議を重ね9月の五島行きが決まりました。

 博多港からフェリー「太古」で新上五島町の青方、青方から友人と合流して上五島観光して奈良尾、奈良尾から高速船で福江へ。そして福江で宿泊し車を借りて貝津へ。このお話は次回?後日します。

フェリー「太古」 青方港にて

さがのしま丸 嵯峨島港にて

 嵯峨島は北の男岳と南の女岳の二つの火山が接合してできた島で、溶岩と凝灰岩から形成されています。嵯峨島滞在は11:43着12:50発の1時間とカツカツですが、島の中心部を中心に見て回ります。

嵯峨島港 待合所

嵯峨島港にある島の案内図

 港は二つの火山のちょうど結合部に位置します。男岳や女岳には行く時間はなさそうですが、対岸にある千畳敷にはぜひとも行きたいものです。港の近くには商店とその商店がやっているレンタサイクルがあるのが特徴です。

島には自販機もあります

 

嵯峨島簡易郵便局

 嵯峨島には簡易郵便局があるので、こちらも忘れず訪問します。長崎県最西端の郵便局になるのかな?

 

千畳敷から見た男岳

 島の北側の男岳は西に広がる東シナ海の侵食を受けて火口近くまで削り取られ、崖のようにそびえたっています。いわゆる海食崖というものです。いざ実際の男岳を見るとなかなかに急峻です。かつては罪人を処刑する際にこの山の上から崖につきおとし、これは現在でも「だっこがし」と呼ばれているような崖であるようです。まず助からなさそう……

 

千畳敷から見た女岳

 島の南側の女岳は、写真の右側が西の方角ですが、これも東側斜面と西側斜面を比較すると明らかに西側斜面が急であることがわかります。女岳西側も男岳同様浸食により海食崖のような地形となっているのです。

男岳とさがのしま丸の乗船券

千畳敷

千畳敷

千畳敷

千畳敷

 そして、やってきました千畳敷!火山噴出物が幾層にも重なることで、千枚もの畳を敷いたように見えることからこの名前がつけられます。また、この近くには凝灰岩が侵食されたことでできた海食洞などもあり、とてもジオジオしていて散歩していてとても気持ちが良いです。

 嵯峨島ではオーモンデーと呼ばれる念仏踊りをお盆に踊りますが、それもここ千畳敷で踊るそうです。とても気持ちがよさそうな……

 千畳敷の近くのあずまやで、三井楽のスーパーで買ったお弁当を食べたり周辺を散歩したりしていましたが、もう1時間弱が経ってしまいました。船に乗り遅れると大変なのでこれで後にしますが、嵯峨島は見どころたくさんなので、乗ってきた船のすぐの折り返しは見送ってその次の船で貝津に帰った方がよさそうですね。とても楽しい島だったのでぜひともまた行きたいところです。