かころぐ

旅行記録と日記と漫画の感想。ネタバレもあります。

小島(愛媛県今治市)2025.8

 

 

 来島編の続きです。

 小島は日露戦争に備えて芸予要塞が築かれた島で、村上海賊の根城だった来島とはかなり毛色が違います。軍事色が強いというのはそのとおりですが。

 来島編はこちら↓

kakoyuu.hatenablog.com

 

 来島から5分ほどで小島に到着します。前の便に乗ってた方もですが、観光客はみな小島を訪問する感じなんですね。来島は心月庵ですら蜘蛛の巣が張っててしばらく人が来ていなさそうだったので……

 

 芸予要塞の戦跡が至る所に残る島ですから、観光案内マップもあります。めちゃくちゃありがたい。左に見える海も相まって雰囲気が大変良いです。

 ここからはマップに沿って散策していこうと思います。 

すずしろ、小島だよ……

 大砲のレプリカもあります。さすが要塞。

 

 

 まずは探照灯台跡を目指します。跡の名の通り現在灯台は残っていませんが、土台とかは残っています。階段は登れますが、ちょっと急なので注意。柵もありません。

 

 灯台が建てられていたと思われる部分には覆いがあります。転落防止用でしょうね、結構高さありますからね。ご覧の通り木々が生い茂っているのであまり見通しはよくないです。

 さて、そのまま港にあったマップのとおり進みますが、途中にちょっと海水浴場に立ち寄ります。

 

 いい砂浜ですね……対岸と近すぎる気はしますが、人手も少ないので穴場なのではないでしょうか?とはいえ、海の家とかももちろんありませんし砂浜と海以外は自前で用意しないといけないので注意が必要です。

 対岸の波止浜まで歩いて渡れそうなレベルで近いですが、そこは天下の急潮流来島海峡ですから変なことは考えないほうが良さそうです。さて、ルートに戻ります。

 

 

 南部砲台と発電所跡です。南部砲台の名の通り、中部と北部にも砲台があります。周囲3km程度の小さな島なのに発電所が構えられ砲台が3箇所もあったことからもこの島の軍事要塞としての重要性が窺えます。

 小島の戦跡には案内看板があることが多いのですが、発電所跡にはなかった気がします。気付いてなかったかもだけど、勉強になるのでなにとぞ設備を……

 ここからは結構道が険しくなっていきます。島巡りの鉄則ではありますが、スニーカーがおすすめです。蜘蛛の巣もたくさんあります。

 本当は長袖の方がいいのでしょうが、この猛暑の中を長袖は普通に死にますからね……

 

 

 弾薬庫跡です。弾薬庫まであるとは、さすがです。まあ、離島という特性上毎回波止浜から持っていったら有事の際は間に合いませんし、島の中にあるのは道理なのかもしれません。軍事のことは何も知らないので適当なこと言ってます。

 このあたりは閃緑岩なんですね、たしかにそれなら工事もしやすそう。砲台とかにも言えることですが、レンガ造りの建物は味があって素敵です。屋根は落ちているものの100年以上たった今もレンガは堅牢なままですし、当時の技術が窺い知れます。そしてやっぱりかっこいい。

 

 

 一応船にバイクは乗せられますが、さすがにこの道を走る勇気はないですね。今まで走った道で一番やばかったのは口永良部島の新村周辺ですが、割とそれに匹敵します。大人しくハイキングしましょう。ちなみに来島は余裕で走れます。

 

 

 中部砲台です。メインルートからはちょっと逸れた記憶があります。小島の中では一番ここがわくわくしましたね、まずデカい。

 

 高台には司令塔が設置されていたようで、今は展望台になっています。かなりの急な階段ですが、そこを登ると……

 

すずしろ、来島海峡だよ……

 

 来島海峡を一望できます!あまり見通しに恵まれない小島の山の中では貴重な海を臨める絶景スポットです。見晴らしの良いところに司令塔を立てるのはアタリマエのことですが、こういうところまでくまなく施設を作っているところを見ると完全に軍事要塞の島と化していた感じですね。ちなみに芸予要塞は我らが広島の大久野島とともに築かれたそうです。そういえば大久野島も至る所にそういう施設がありましたね、あちらのは小島と比べるとかなり生々しさが……(小島は日露戦争波止浜町に払い戻されたが大久野島は陸軍による毒ガス製造が続けられていたので、それはそうなのですが)

 

 

 さて、北部砲台までやってきました。北部砲台は日露戦争終結し豊予要塞が完成し芸予要塞が役目を終えてから、陸海空軍合同の爆撃演習の標的となりました。幸か不幸か当時の技術が発達していなかったこともあり砲台の損壊はほぼ免れています。その痕跡とか探せばよかったのですが、割と船の時間が迫っており……もう少し余裕を持った行動が必要ですね。

 

 

 どこの壕にもこういう地下壕がありましたが、どういう場面を想定していたのか気になります。地下壕だからまあ攻め込まれた時なのでしょうが、瀬戸内海まで入ってこられているというのはなかなか……でもそういうことも考えての地下壕なのでしょうね。防災と一緒か。

 

 

 さて、船の時間も迫ってきたので急ぎ足で港に戻ります。この道はマップでは海岸道路とありましたが、その名のとおり遮ることなく海を眺めることができます。小島で一番海が綺麗に見えるスポットとなると、間違いなくこの道路になるでしょう。橋と馬島のインターチェンジがよく映えています。

 

 波止浜に戻りましょう。クーラーの効いた船室がありがたい……小島、よくこの小さな島をここまでガチガチな軍事要塞にしたなとひたすら感嘆させられる島でした。そしてまさか大久野島とも芸予要塞という縁があるのは知りませんでした。地縁があるだけでも嬉しくなる。かなりおすすめできる島です。でも、水分とおやつの準備は忘れずに!一応自販機はありますが。

 小島の滞在は11:20着12:55発の1時間35分でしたが、これだとかなり駆け足になると思います。現にわたしも北部砲台の奥の方は見れていません。まあ、2時間はほしいかなといった感想です。3時間だとちょっと多いかな……秋とかだとちょうどいいのかもしれません。

 暑いよりかは寒いほうがよっぽど離島巡りはしやすいので、冬になるにつれてどんどん本腰入れたいな〜と思っています。とりあえず、12/29,30の仕事は年末年始休みだけど郵便局がやってる日は香川の離島にでも行く予定です。男木女木大島本島牛島とかかな。

 

 帰りは玉川の松製麺所でお昼を食べて、松山のメロブでセラ関買ってロッテリア(高知にはない)で休憩して帰りました。四国も山陽もうどんがどこも総じてクオリティ高いの、最高です。

 

 今回の記事はこの辺で。次は夏休みの記事の再開……の前に福岡遠征のお話を書こうと思っています。それでは!