前回の小大下島の続きです。
小大下島08:37発今治行き旅客船「とびしま」で小大下島を後にして大下島へ向かいます。小大下島にきっぷ売り場はないので船内で150円支払います。小大下島から大下島へは約7分、短い船旅です。
大下港08:44着。港のすぐ横に大下簡易郵便局がありますが、9時まで時間があるので辺りを散歩します。
港からちょっと歩くと旧大下小学校があります。ぱっと見現役の小学校にも見えましたが、1997年から休校、2002年から閉校ということでもう廃止されてから20年経つそうです。とてもそんな時間が経っているようには思えない……
9時になったので大下簡易郵便局を訪問。大下島発の船のきっぷもこちらで購入できました。昔ながらの手売りのきっぷでちょっとレアかもしれません。なぜ写真を撮らなかったのだろう……郵便局できっぷを売っているということは、平日のみで土休日は船内で精算とかそういうことなのでしょうか。
帰りの岡村行旅客船「とびしま」は大下島を10:14発。大下島は面積1.75㎢、周囲7.2kmと比較的小さな島ではありますが、島内を一周する道路があり1時間ほどで一周するのは無理があります。なので、今回は島の南部にあるアゴノ鼻灯台に行くことにしました。
アゴノ鼻灯台までの地図を見て気が付きましたが、岡村島~小大下島~大下島の一部区間は愛媛県道177号 大下白潟線にあたるらしいです。岡村島には県道の案内標識はありましたが、小大下島と大下島では全く存在感がなく気が付かなかった……実はあるかもしれませんが、離島ということもありなくてもおかしくはありません。
お墓と隣接した道を抜け、ひたすら南下すると海が見えてきます。奥に見えるのは高縄半島です。警告の看板が関前村時代のものなのがポイントです。関前村時代のものはちらほら残っていますが、やはり見つけると嬉しいものがあります。
アゴノ鼻灯台は1988年11月から運用を開始した大下島第二の灯台です。大下島第一の灯台は港の西にある大下島灯台で、初点灯はなんと1894年(明治!)です。なかなか灯台が好きそうな方には堪らない島そうです。かくいう自分も大下島灯台のことを調べてたらリベンジせねばの念に駆られており……
アゴノ鼻灯台は港から大体歩いて20分かからないくらいなので、ちょうどお散歩にはいい感じの場所にあります。ただ、朝の便だと東側から写真を撮ると逆光で大変なため、西側から写真を撮ることになる点に注意が必要です。
港に戻ってきてもちょっとだけ時間があったので、早津佐神社にお参りしてから帰ります。早津佐神社はもと小大下島にあった神社でしたが、明治3年の合祀により大下島にあった大気神社を早津佐神社としたもので、大下の由来も祭神である大気都比売命(おおげつひめのみこと)からきているようです。かなり所縁のある神社ですね。
大下島についてはちょっと下調べが甘すぎたのでこれは要リベンジですね、小大下島にばかり気を取られていましたが大下島のポテンシャルもなかなか高い……
今治まで行って戻ってきた岡村行の旅客船「とびしま」で岡村島に戻ります。なかなか楽しい関前三島でした。再訪案件も含めてまた行かねば……