かころぐ

旅行記録と日記と漫画の感想。ネタバレもあります。

小笠原旅行記①2023.6

 ついに小笠原に行ってきました。

 小笠原と言えばいわずと知れた、ではありますが、玄関口の父島まで東京から南へ1000km アクセスは船のみで船の所要時間は24時間!基本的には東京から出港して帰ってくるまで6日間必要という島好きにとっては究極の島であります。そんな島に、ついに行ってきました。

 父島に大学からの友人が2人住んでおり、早いうちに行きたいなーと思っていたものの都合が合わず2年ほど行けずにいました。しかし、先延ばしにしてしまうとそのぶん友人が異動で父島を去る可能性が高くなってしまいます。そのため、今年度こそは!とついに本格的な計画を立て始めました。

 一にも二にも時期が重要となりますが、冬はそこまで待っていられない、夏は観光シーズンで船の予約が取りにくい(宿は友人宅に泊めてもらうので問題ない)、秋は台風が来るということで、梅雨も終わり台風も来にくく観光シーズンからは微妙に逸らした天気も比較的安定している6月に決行とあいなりました。

 ……台風は来てしまいましたが。

 自然についてはどうしようもないですが、台風の進路や勢力次第では、おがさわら丸の父島発が早まったり、最悪その日のうちに着発となることもあります。近付いたところで、船をずらすのもできないのでどうしようもないですが、出発直前までデータを集めた結果、「台風の最接近は12日夜から13日にかけて、ただ台風は鳥島方面を通過するので13日は何もできない可能性があるが14日には台風の影響は終わってそうでおがさわら丸が出られないことはないと思うので問題ない」と判断し当初の予定通り決行しました。

 

 そんなこんなで出航当日となりました。小笠原父島に向かう「おがさわら丸」は東京竹芝桟橋から出港します。竹芝桟橋へは浜松町駅から歩くのが便利なので、向かいます。浜松町駅からスーツケースを持っている方がちらほら見受けられて、「あ、これは同じおがさわら丸だろうなあ……」となんとなく察してしまいました。一部は羽田空港行きのモノレールに乗るのかもしれませんが。

 

竹芝桟橋

 竹芝桟橋に到着しました。めっちゃ人いる!!!!普段電車にもバスにも乗らない生活をしているので、人がたくさんいるところを見るとびっくりしてしまいます。これみんなおがさわら丸に乗るのか……

 

竹芝桟橋の出発案内板

 おがさわら丸の出航は11時、伊豆諸島方面の船は14時なのでみんなおがさわら丸っぽいです。マジか、こんなに乗るんですね……

 

竹芝桟橋内のコンビニ

 桟橋待合所内にはコンビニもあります。お水とかのほかに伊豆諸島方面に向かう東海汽船のグッズも売っているので、購入します。乗ったことないですが。

 乗船券売り場でレシートタイプの乗船券に引き換え、乗船を待ちます。乗船は船室順で、部屋番号が700番台(特1等とか?)から600番台……と徐々に小さい番号の数字が呼ばれる感じです。多くの方は2等寝台の利用可と思いますが、500番台かほとんどは400番台のはずなので、呼ばれるのはだいぶ先です。

「おがさわら丸」乗船券(個人情報等に係る部分は加工)

 

検疫上の注意。小笠原……というか、離島らしい

「おがさわら丸」外観 竹芝桟橋にて

 呼ばれたので乗船します。まず第一印象ですが……

 大きい!!!!

 人のほかに小笠原へ運ぶ食料などの物資も基本的にすべておがさわら丸が輸送するので大きいのは当たり前ですが、それにしても大きいです。瀬戸内海の離島を結ぶ船は高速船タイプやカーフェリーにしてもあまり大きくないサイズなのでよく乗るそれらと比べてもとても大きく感じられます。探検しがいがありそう……

 それでは、乗船!!

おがさわら丸 4デッキ廊下

おがさわら丸内の掲示 小笠原村の観光案内

竹芝桟橋でのお見送り

竹芝桟橋でのお見送り

おがさわら丸 ラウンジ通路

 おわーーー!!!!広い!!!!!すごい!!!!!大きい船乗るとテンション上がりますよね。さすがに叫べないけど、テンションの上がりようがすさまじかったです。写真撮りまくって友人各位にひたすらLINEを送り付けてました。何してるんだ

 大きい客船名物といったら港でのお見送りですよね。竹芝にもいるのかな……と思ったけど、いました。これ、かなりテンション上がるんですよね。まさか竹芝からできるとは…!!

 出航したらしばらくは東京湾を航行します。両岸には房総半島とか三浦半島が見えますので展望デッキに出てもいいのですが、時間は12時。そう、お昼の時間ですね。

 お昼もですが、おがさわら丸内の食事は各自持ち込みや船内備え付けの自販機での購入のほか、ラウンジでの軽食やレストランでがっつり食事を摂ることができます。ただ、レストランはひたすら並ぶので、オープン20分前くらいから並ぶか、ラストオーダーを攻めるのがいいと思います。私はお昼はレストランで食べました。本当は母島産サワラのヒレカツを食べたかったのですが品切れで……(これは復路でも品切れでした)代わりに、チーズカツレツの定食を食べました。船内で揚げ物ってなかなかすごいですね。船内で過ごすコツはいかに炭水化物を摂取して血糖値を上げて寝るかなので、お米はちゃんと食べるといいです。

 

チーズカツレツ定食

レストラン全景

1等室以上はケータリングサービスもあり

 1等室以上は食事のケータリングサービスもあるみたいです。正直気になりますが、2等寝台の身なので権利はありません。宿題ですね。

 

自動販売機コーナー

 わざわざラウンジやレストランで食事をしなくても、カップラーメンやインスタント食品が売っている自動販売機も安心です。夜間とかはどっちも空いてないので、ここ頼りになると思います。

 

おがさわら丸内のショップドルフィン

 船内にはショップもあります。おがさわら丸グッズや、御船印も売っていますので、集めている方は買い忘れないようにしましょう。もちろん、私も集めているので忘れずに購入します。

 

おがさわら丸の御船印

 ご飯も済ませてお買い物もしたのでデッキにあがります。横浜くらいかな?

 

おがさわら丸デッキから

おがさわら丸デッキから

おがさわら丸デッキから 横浜くらい?

  おわーーーーーめっちゃ気持ちいいーーーーーええなあ…………

 なんか満足して眠くなったので寝ます。小笠原まで24時間もあるので、正直寝ないと全然時が進まないのです。わかっていたことではありますが、思った以上に時の流れは遅い……

 

 

2等寝台

 そういや紹介が遅れてしまいましたが、2等寝台はこんな感じです。4人1室ですが、カーテンで遮られるため最低限のプライバシーは確保されます。中にはコンセントもあるので、携帯の充電も安心です。ほぼずっと圏外ですが。

 

 思ったより長くなってしまったので、お昼を食べて寝るところで小笠原旅行記①を終わりにします。おがさわら丸の内部も楽しいし結構広いので父島に到着する前に①が終わってしまった……次は父島到着くらいまでは書きたいと思っています。それでは。

 

続き

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