前回の続き
前回おがさわら丸内でお昼食べて寝たところでお話を終わりました。
片道24時間も航海があるのでわかっていたことではありますが、
やることがない!!!!
父島に住んでいる友人たちにも話は聞くも、「動画とかダウンロードして相応の備えはしていたけど、飯食って血糖値上げて寝るのが一番効率良い」というつれないお返事。事実ではあるのですが。
別の友人にお手紙書いたり積んでいた本を読んでいたりしたんですがやっぱり暇は持て余す……そういう時はまだ船内で行ったことないところに行ってみます。そう、ラウンジです。
ラウンジは軽食兼歓談スペースといった形ですが、一人でいる身からするとただの軽食スペースとなります。ただ、海を見ながら腰を落ち着けることができるので、寝台に居続けて気が鬱屈としてきたら気分転換としてとてもいいです。ジュースを買って本読んだりとかもいい感じです。食堂みたいに混みすぎず、いつ行っても満員にはならないのもいいですね。
晩御飯もラウンジでいただきました。ペペロンチーノです。
レストランでもよかったのですが、非常に混んでおりそこまで並ぶなら……とラウンジへ。やっぱり想像以上の穴場なのでは?海を見ながら食べる食事は気分爽快です。
デッキは夜間になると閉鎖されてしまいます。やることもないので、またデッキに行こうと思います。
周りの島も見えなくなってきて、360度海!という感じです。いいですね~~瀬戸内海の多島美もいいですが、たまにはこういう大海原にいたくなります。
それはそうとして、パスタを食べたら眠くなってきました。なので本を読みつつ寝ます。本当に寝ることしかやることがないですね……
おはようございます。6月11日の朝です。
レストランのオープンは7時から、それに対し起床時刻は6時半。レストランに行くと数人並んでおり、今から並ぶのはちょうどいいように思えます。しかし私は全く別のことに思いをはせていました。
酔った。多分空腹が原因……
昨日の晩御飯は18時。今は6時半。それまで半日何も口にしていない。そして船は波のやや高い外洋を航行しています。そんなの、酔うのは当たり前ですね。酔い止めは乗船前に飲みましたが、乗船から20時間近く経っています。効果が切れていても不思議ではありません。
とにかく胃に何かを詰めないといけない。でも自販機のはあまり刺さらない(そんな贅沢言う前に何か食べろですね……)、あと少し我慢すればレストランがオープンする、でもレストランの朝定食はやや重いからラウンジのモーニングメニューにしよう!と死に体ですがなんとか7階へ向かい7時を待ちます。
そして7時。モーニングメニューであるサンドイッチとスープを購入、ゆっくりゆっくり食べ進めます。ミネストローネが大変おいしかった……多少体調は回復したので、再び寝台に戻り二度寝とします。「空腹にしすぎてはいけない」、今後の教訓にしようと思います……
10時くらいになってました。そして、デッキに出ると久々に島を拝むことができました。聟島列島のどこかだと思いますが、どこだろう……
この辺りから微弱ですが電波が入ってきます。出航してから14時以降は電波が入ってこない(三宅島とか八丈島近辺ではデッキに立つと入ったり入らなかったりする)ので、20時間ぶりの電波です。怒涛の通知が入っていてびっくりしましたが、父島で迎えに来てくれる友人ズとの集合場所を確認します。本来乗船前に決めておくことでした
父島にはほぼ定刻での到着となります。1000km航行して遅れも早着もないのダイヤの完璧さを感じますね、すごい……
下船も乗船と同様デッキ(実質等室)順となります。父島に着岸しても、下船できるまでちょっと時間がかかります、10分くらいかな。そんなこんなで10分ほど待って…
ついに父島に上陸!!!!
私が何かしたわけじゃないけど達成感がすごい……ついに父島に来たんやなって……
ただ、感慨に浸っている暇はありません。現在11時過ぎですが、13時からはマリンツアーが待っています。お昼を食べたり荷物を整理したり水着を着たりしないといけません。
余裕では?とも思いますが実はそんなことはなく、入港日は食事処に観光客が殺到します。急いで向かわねば思わぬ待ち時間を受けることがあります。これは戦いです。
ここから父島本編となりますが……今回は父島上陸までで一区切りとしようと思います。区切りもいいですし…… 次回もまた、よろしくおねがいします。
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