かころぐ

旅行記録と日記と漫画の感想。ネタバレもあります。

小笠原旅行記③2023.6

 前回の続き

 

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 父島に到着し友人ズと合流したところから始まります。

今回の写真(顔を出しているウミガメくん)

父島に到着!!

 父島到着は11時、そして午後のアクティビティはどこも大体13時から。父島の宿は基本的に二見港に集まっているため荷物置いてお昼食べては余裕で間に合いますが、下船客がどっとお店に押し寄せるので父島入港日のお昼は混みます。

 私は友人宅に泊めてもらうので宿に荷物を置く必要はありません(大変ありがたい限りです)。下船して合流して友人ズおすすめのお昼に向かいます。

 

1日目昼食「海遊」

 二見港からやや西にある「海遊」さんで食事とします。ちょっと港からは距離がありますが、直接向かっても満員でやや待ちました。曰く、地元の人も結構使うから普段から混むとのことです。ちなみに本店は横浜の青葉台にあるみたいですが、小笠原にローカライズされていて島料理メニューもあります。

 

アカバラーメン

  観光客なので小笠原らしいものを頼みます。アカバとはアカハタのことで、小笠原ではよく見かけます。小笠原でよく獲れるらしいので普及もしているのだと思います。

 アカバからお出汁も効いてて麺も好きなタイプで大変おいしくいただきました。こういうのいいですね、好きです。ちなみに海遊さんは宿泊もやってるみたいで、朝夕にも海遊の料理を食べられるというのはちょっと気になっています。

 その後、友人宅に荷物を降ろしアクティビティの準備に移ります。初日午後は父島の南に位置する南島上陸ツアー……ですが、台風が接近しており波もやや強い状況で、この風ではちょっと上陸できるかは怪しいかもと友人談。そこまで波が立っているようには見えませんでしたが……南島はちゃんと港として整備されているわけではないので、そういうことも十分考えられます。その時はその時で、仕方がないです。それではいざ!

 

南島上陸ツアーへ! イルカが顔を出しています

 観光船の船長さん曰く波が高いから南島には上陸できない可能性があるとのこと。海に出ると確かにうねりのある波が入ってきています。

 ……と、さっそくイルカがいるとのこと!すぐ見つかりました。本当にすぐ見つかるものなのですね、びっくり。そしてテンション上がりますね~!!!!南の島!って感じで!!あとは波さえ穏やかなら!!!

 

ドルフィンスイムの準備

 そして、ドルフィンスイムの準備ができたということでこちらも準備します。私はシュノーケリング初心者なのでやったりやらなかったりですが、これがなかなか楽しいですね……あまり泳ぎに得意意識はないというかむしろかなーり苦手な部類ですが、海にぷかぷか浮かびながらイルカを眺めるのは楽しかったです。テンションどんどん上がっていく。友人氏は普段から潜ってるだけあり機敏に動いていてすげー……

 

紺碧の海

 海の状態はやや高くてうねりもあり潜ってない方の友人氏含めて船酔いしてる人も数名いるレベルでした、次の日は台風がさらに近くなって風浪もうねりも高くなりそうだったので危なかったです。そして南島は波が高いので上陸断念とのこと、まあこれは仕方ないです。

 それにしても海がきれいですね本当に、こんな紺碧な海は瀬戸内海では見られないです。波のうねりに耐えつつも海のプロの友人氏の解説を聞きつつ海のきれいさに見惚れていました。そういえばうねりも瀬戸内海ではまず経験できないですね、そう考えればいい経験をしたのかも……?

 

波が高い!

(確か)ジョンビーチ

  ジョンビーチという砂浜は、昔は陸路で行けたのですが道が崩落したとかで現在は行けず、カヤックなどを利用した海路でアクセスするしかない砂浜だそうです。なかなかの訪問難易度です。父島には陸路で行けるけど勾配があまりにもきつくてしかも道路から1時間もかかる初寝浦海岸という海岸もあるんですけどね……でも、どちらも海岸のコンディションとしてはかなーり良いらしいです。

 

ウミガメくんと遭遇

 島の北のほうに進路を変えてしばらくすると、ウミガメくんがいるとの放送で船内が沸き立ちます。わたしもさっそくカメラ片手に探します。
 余談:海に黒っぽいゴミが浮いてるなーと思ったらそれはたいていウミガメらしいです(友人氏談)
 いた!!黒っぽいのよくわからんかったけど確かに甲羅だ!!とテンション上がりながら撮影。何枚か撮ってたら偶然顔を出している子と出会えました。嬉しい。

 

シュノーケリングタイム

熱帯魚もたくさん

 島の北側の湾でシュノーケリングタイムとのこと。ただ潮流は速いので流されないでねとのこと。船からも熱帯魚が見えるのでわくわくしながら自分も海に入ります。楽しいけど魚に見惚れていると潮に流されかねないのが難しいですね……でも、こんなたくさんの熱帯魚を目の当たりにするのは大きい水族館でもできないと思いますし、なんなら自分も海に浮かべますからね。南島上陸がメインのつもりでしたがこれはなかなか楽しいです。テンションどんどん上がっていきます。

 

海が透き通ってて気持ちがいい

雄大積雲か積乱雲か迷うけど、雄大積雲かな

 陸地がないと遠くまで雲が見えるのがいいですね。完全に職業病ですが、積乱雲とかかなーり発達した雄大積雲は見てると心が沸き立ちます。

 

海から見たおがさわら丸

 海から眺めたおがさわら丸、めっちゃ格好いい……まだ港には戻らず、もう少し南下して境浦に向かいます。

境浦の沈没船 エンジン部分

 

境浦の沈没船

 境浦には、「濱江丸」という戦時中に米軍の魚雷で大破した貨物船の残骸が残っています。これは波の影響もありますが風化が進んでいるようで……海からだとかなり近くまで接近できます。これはなかなか……

 

二見港に到着

 二見港に到着しました。南島には上陸できませんでしたが、ウミガメやイルカを拝めたり海にぷかぷか浮かべたりと想像以上に楽しいアクティビティでした!!

 

ウェザーステーションから臨む夕陽

 海から戻ってきましたが、まだ終わったわけではありません。西に沈む夕陽を眺めに行きましょう。ということでお風呂入ったり着替えたりしてから集落の北側にあるウェザーステーション展望台へ。現在は父島気象観測所は港の近くにありますが、以前はこの近くにあったことからこの名前が付いたそうです。立ち入り禁止ですが、気象庁管理施設もちらほらあります。

 夕陽は綺麗ですが雲が……でもそれはそれで幻想的かもしれない……眺めているだけでも飽きないです、本当。海は見ていると心が落ち着くし太陽のオレンジもいいですね……

 ただし、夕陽の時間帯はみんな同じこと考えてるので混みます!スペース自体はそこそこありますが、いい席取るなら早く来た方が良いかも?

 

 そして集落に戻ってきて晩御飯です!!父島ディナー!!

 

1日目夕食「チャラ」

 夕食は「チャラ」さんへ。曰く、父島に来たら「とりあえずここ」だそうです。実際お客さんたくさんいて人気なのがうかがえます。

 

ソデイカのリングフライ

ウミガメの刺身と魚の刺身盛り合わせ

ウミガメの煮込み

パッションサワー

メカジキのレアカツ

 観光客なので観光客らしいものを食べます。この時期小笠原に来てウミガメを食べない手はないですね。もちろん厳格に漁獲量も決められているらしいです。味は聞いてはいましたがどちらかというと淡泊味ですね、煮つけとかがいいかも。というか赤身なんですね……

 個人的な大当たりはアオリイカの刺身と写真にはありませんがパパイヤキムチです。アオリイカの刺身、こんな甘いとは……いくらでも食べていたくなるものでした。これは本当に感動もの。パパイヤキムチは熟していないパパイヤをキムチに和えるのですが、めちゃくちゃ合うんですねこれが!!すごいです本当、気に入りすぎて翌日以降も違うお店でですがあったら頼んでました。友人氏はパパイヤを買って自作してると言っていましたがそれも十分にアリな美味しさ!!!!!

 歓談してたらいい時間になってきたので退店して夜の父島を歩きます。内地の熱帯夜を思わせるような蒸し暑い夜ですが、夜の散歩もなかなか乙なものです。

 ちなみに、この時期は羽アリとそれを食べるためのカエルが大量発生します。日没後に顕著で、光があると入り込んでくるので「退勤したら一度全部電気を消して寝て20時くらいに起きて行動するのがいい」ということです。お店でもドア開けっぱなしだと注意されます。また、カエルくんの大量発生も尋常じゃなく、車だとカエルが多すぎて避けられる余地がないので轢くしかないのですよね、そして翌朝はカエルの轢死体が……

 

夜のおがさわら丸

 夜のおがさわら丸も格好いいですね。大きい船にはロマンがあります。もちろん小さい船にもありますが。

 次の日のツアーは山登りなのですが、雨が降ると道がとんでもない悪路になったり風が吹くとそれどころではないので台風が近づくけどどうなるか……聞いたところ、時間を早めて決行だそうです。風は吹くけど雨はそこまでではないはず……と思っていたので妥当だなと思いました。そして当日その判断が大英断だと気づくことに……

 

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