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最終日になりました。父島15:00発の『おがさわら丸』に乗って帰りますが、その前にまだ行けていなかった母島に行きます。母島に行かずに帰るわけにはいきません。
父島07:30→母島09:30/12:00→父島14:00
と母島滞在2時間半のタイトなスケジュールですが、母島を目前にして引き返すわけにはいきません。2時間半でも行けるなら行きます。付き合ってくれた友人氏たちには本当に感謝感謝です。
さて、ここで問題があります。お昼です。父島に戻ってからおが丸が出航するまでは1時間。乗船券を引き替えたりする必要があるしそもそもこの時間は食事処はやっていません。生協で買ってもいいのですが、時間的に無理ではないものの、焦りたくはないです。友人氏に相談したところ、母島でお弁当売ってるところがあるはずだからそれでよくねとのこと。相談してみるものですね、そうすることにしました。
母島までは片道5020円です。片道のみ発売で、帰りは母島で買うことになります。小笠原に住んでいる人は往復で買えて4割引です。実はこの乗船券がどんな感じなのかが気になっていました。もともとはきっぷを集めていた人なので。
友人氏の分の乗船券も撮らせてもらいました。もちろん友人氏は父島島民なので、村民の値段が適用されます。村民用は復路片もついているのと、写真が違いますね。村民以外用は母島の観光地が載っていますが、村民用はははじま丸です。ちなみに、どこの船でも大体そうですが、乗船券は母島ないし父島到着時に回収となります。母島についたときは券片だけ回収で写真の部分は何も言わないでももらえましたが、父島到着時は全部渡す感じでした。母島発も父島発もチケットは変わらないので写真部分が一枚もらえるだけでもありがたいです。
船内探検していました。椅子に座っていたのですが、雑魚寝スペースあったから雑魚寝のほうが良かったかもしれない。二時間の航海って割と長丁場ですからね。
でも波もそこまで高くなく、酔ったりすることもありませんでした。酔い止め飲んでたからかな。イルカが見つかると船内アナウンスがあったのが印象的でした。でもあまり反応する人は多くなかったです、まあ母島を滞在2時間半の日帰りする人は少ないですよね……
ついに夢にまで見た母島に到着しました!定期航路がある離島の中でトップクラスにアクセス難易度が高い島ですからね……悪石島に行った時も思いますが、長年行きたかった島にいざ実際に降り立つと感無量というかじ~んと胸にきます。やった来れたんだなって。
しかし滞在時間は2時間半。感慨に浸っている暇はありません。今回島内移動は原付ですることにしていたので、原付を貸し出している民宿に向かいます。
歩いて10分くらいで原付をレンタルしてる民宿に到着しました。借りられる原付はヴィーノでした。かわいい。
確かレンタル料は1日4400円でした。公共交通機関のない母島を縦横無尽に走れることを考えたら安いものでしょう。早速第一の目的地である都道最南端の母島南崎に向かいます。
20分くらい走って都道最南端!わざわざ都道241号のヘキサがあるがいいですね。父島に都道240号のヘキサはなかったのに母島にはあるのかとも思いますが、観光資源も兼ねているのでしょう。現に私はこのヘキサが見たいがために母島に来て原付借りましたし。うきうきで写真も撮ってもらいました(非公開)
端っこはやっぱり受けがいいですよね。観光地には寄らず郵便局ばっかり寄ってる私も最南端とか端っこにある岬は寄りたくなります。11月に鹿児島に行く予定を立てていますが一昨年行った時は西大山駅に行ったし今年は佐多岬に行きたいとかやっぱりそう思いますもん。観光客の心理をよくわかってますね、Googleマップで見つけた時は興奮しました、こんなのがあるのか!と。行けたの本当に嬉しい~~台風去ってくれてよかった~~
ちなみに広島県の県道最南端は……倉橋の宮ノ口かな?鹿島に行った時に寄りましたね。
さて、再び沖集落に向かいます。私は簡易郵便局へ、友人氏は母島内の商店へ進路を定めました。
着いた!!!母島簡易郵便局!!!!!
ここに行きたいがために母島の滞在が平日になるよう日程を調整したんですよ!!!!!!!!!!
ミッション、コンプリート…………郵便局巡りで味わった達成感の中では悪石島簡易郵便局に並ぶレベルであります。嬉しい~~~~~~
そしてお昼を購入してもらいました。本当に友人氏ありがとう……日替わりメニューの「ずぼら島寿司」だそうです。島寿司大好きなので超嬉しい。もうちょい時間があるので最北端は無理でも島の北側を目指します。晴れてくれて本当に良かったです、雨でバイクは本当にキツいので……
母島といえば何か。そう、メグロですね。有人島では母島にしか棲息していない、小笠原の固有種です。川上和人先生の本に何度も出てきたので頭に沁みついてました。さすがに探す時間とかそんなのは全くないですが、メグロ成分に出会えたのはうれしいです。ところで、警笛鳴らしながらお静かにってどうすればいいんですかね。
さらに北上すると霧が立ち込めてきました。時間的にもこれが限界だと判断し、ここで撤退。沖港に戻ることにしました。
沖港は乗船券売り場と観光協会が併設されており、ここでお土産も買うことができます。買いました。往路よりはるかに人がいてびっくりしましたが、前日とかおが丸到着日から滞在してる人はいるんだから当たり前です。さて、名残惜しいですが父島に戻る時間になってしまいました。
最初のほうにも書きましたが、父島について1時間後には竹芝行きのおが丸に乗船します。つまりもう帰路に入っているみたいなものです。広島を発ってから1週間、思えば遠くに来たものだ……
まずは乗船券を引き換える必要があります。前日はガラガラだった窓口も人がたくさんです。すごい。
乗船券を受け取ったて友人氏と再合流したらなんとお手製のレイをいただきました!
小笠原から戻る船からレイを投げると、また小笠原に戻ってこられるそうです。働くでも観光でもいいからまた小笠原にぜひとも行きたいですね、また行くつもりです。行かねば。
15時になりました。出航の時間です。
「「「「行ってらっしゃ~~い!!!!」」」
「「「「行ってきま~~~す!!!!」」」」
しかし、出航しても終わりではありません。お見送りの船たちがおが丸に追随していきます。何回か汽笛が鳴ると海から飛び込んで手を振ってくれます。友人氏も海に飛び込んでくれました。
もちろんこちらも負けじと手を振ります。こちらからは気付いたけどたぶん向こうから気付くのは難しいとは思います。それでも手を振ります。本当に感謝感謝です……
それから竹芝までは往路と同じ24時間の船旅となります。翌日は休めなかったのでそのまま浜松町から羽田に向かい、広島に帰ってきました。
ずっと行きたかった小笠原ですが、とってもとってもとっても楽しかったです!
友人氏には何から何までサポートしてくれて大変感謝しております。本当にありがとう。また行きますね。
この小笠原旅行記も当パートで終わりです。ここまで見ていただいてありがとうございました!次の旅行記は鹿児島編ですかね、離島行かないけど……お楽しみに?