かころぐ

旅行記録と日記と漫画の感想。ネタバレもあります。

小笠原旅行記⑤2023.6

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 2か月空いてるんですが……がんばります。

 

二見港の近くで

 昨晩は台風接近で波浪警報が発表されている中でしたが、ははじま丸の運航は7時に決定ということで、欠航が決まっていない以上は港に行かなくてはいけません。

 港に行くと友人氏がははじま丸の案内所に状況を聞きに行ってくれました。

 「ははじま丸は父島発11時らしい」

 運航するんですね(びっくり)。とはいえ、母島までは2時間なので、母島着は13時。折り返しは14時発なので滞在時間は1時間となります。明日は東京行きの船が出る日なので母島発は早いけれど、それでも2時間半は滞在できます。長く滞在したいのは当たり前なので母島行きは最終日にするとしてこの日は父島を友人氏ガイドの下観光しました。

小港道路

 時間は朝7時と一人の旅行でも動くには早いような時間ですが、もうみんなお目覚めなのでこのまま友人氏の車で出かけます。父島島内には道路の標識があってこういうのが大好物の私としては大変嬉しい限りです。友人氏もわざわざ車を止めてくれてありがとう。

小港海岸へ

 まずは父島島内道路のある最南端の小港海岸へ。川幅広いですね。

小港海岸

 小港海岸へやってきました。海がきれい。友人氏が2人とも入林パスを持っているのでここも入ることができます。ちょうどウミガメの産卵時期なので、注意喚起の看板もありました。日中なのでやってくるウミガメはいませんが、卵のある場所を踏まないように慎重に移動する必要があります。

小港海岸バス停

 そしてこの小港海岸まではバスがやってきます。ここが東京最南端のバス停になるようです。母島にはバスがないので、そうなりますね。観光資源の一つだからでしょうが、ちゃんと「東京都最南端のバス停」と書いてあるのが良いですね。好きです。

コペペ海岸

 小港海岸から出発して今度はコペペ海岸へ。素敵な砂浜だ……泳ぐのが好きな人にとっては良い環境なのでしょうねえ……いいなあ。

教習所跡地の踏切マーク

 次は洲崎地区にやってきました。ここには以前自動車教習所がありました。今はありません。

 踏切マークがありますが、もちろん小笠原に鉄道は走っていません。これも教習所にあったものです。もう荒れ果てていて多分十何年かしたらこの看板も草木に埋もれてしまいそうな。

教習所跡の道

 道は舗装もされていないのですが、さすがに教習所時代には舗装されてましたよね。教習所がなくなってから舗装をはがしたのかしら、そんなことができるかはわかりませんが。でも道とか見るとちゃんと教習所だな~という感じはします。これはおすすめスポットですね。

 扇浦海岸周辺の青看板。あたりまえだけどちゃんとヘキサも書いてあるのが嬉しい。

扇浦海岸

 父島海岸巡り、次は扇浦海岸へ。波は高いけれど思ったよりは高くないですね。でも泳ごうとしていた人もいたけどそれはさすがに勇気がいると思う。

 

境浦海岸バス停

 そして海岸巡り最後は境浦海岸へ。ここのバス停は東京都最東端で、小港海岸バス停同様「東京都最南端のバス停」の表記があります。

境浦海岸

 道路と海岸で高低差があるので海岸には降りずに道路から俯瞰しました。ここは座礁船の近くですね、思ったより砂浜からも近いのですね。こういうところでシュノーケリングしたら楽しそうだなあ……調べてみるとシュノーケルのセットとレンタルバイクを同時に貸し出ししているところもあるみたいで、用意周到だなあと思いました。かなり需要はありそうです。

『丸丈』でお昼

あかば定食

 お昼は丸丈さんへ。島寿司が有名なお店ですが、島寿司は昨日食べたしな~~でもまた食べたいけど……と悩んだ結果、3人別々に定食を頼んで追加で島寿司1人前を注文しました。あかば定食(あかばの唐揚げ)をチョイス。やっぱり小笠原らしいものを頼みたいので。写真右上に見える小鉢はなんと、ウミガメの卵です。島内でも珍味として食されているようで、不思議な食感がしました。お昼にこの丸丈さんはとてもありですね。

小笠原郵便局

 お昼を食べたら小笠原郵便局へ。趣味的なものもありますが、スーツケースの類を広島に送ります。ゆうパックは離島料金がないからいいですね、2000円しないで嵩張るスーツケースを送れるなら喜んで払います。

小笠原海洋センター

 そしてそのまま小笠原海洋センターへ。たくさんのウミガメが飼育されています。餌やりもできます。最初はただただウミガメを見ていたのですが、餌目当てで近寄ってこられると手ぶらなのが申し訳なくなってきて結局餌を購入しました……でもかわいかったのでOKです。

ウミガメさん

餌を食べるウミガメくん

二見港を臨む

 そして今度はウェザーステーション方面へ。天気が良くて本当に良かった。おがさわら丸の存在感が目立ちますね。それにしてもここの景色が本当にお気に入りで携帯の待ち受け画面にしてしまいました。いいですよね……

動物注意(ヤギ)

動物注意(オカヤドカリ

動物注意(アカポッポ)

 

初寝浦海岸入口

 中央山へ向かう途中にはかわいらしい動物注意の看板が。アカポッポがお気に入りです。小笠原らしいといえばらしいですね、ヤギは外来種ですが……

 そして初寝浦海岸へやってきました。海岸までは1kmほどですが、なんと片道30分くらいかかるみたいです。その理由は勾配。看板に断面図がありますが、途中から勾配がとても急になるのですね。友人氏はここで泳いだことがあるそうですが、「泳いで疲れた後にあの勾配を登るのはヤバい」と言っていました。まあそうですよね、明らかにヤバいのが見て取れます。でもその分、人は少ないということです。

中央山入口

中央山山頂

 そして中央山の山頂へやってきました!父島最高峰っぽく見えますが、ここは実は最高峰ではありません。雲も低いしガスってるように見えてあまり視界がよくないのが少し残念。

砲台の跡

 最後に砲台跡に寄りました。ハートロックのときにもお話しましたが、父島にはこのような戦時の遺構が結構残っており、そのためのツアーもあるレベルです。しかしここまでちゃんと立派に形が残っているのもすごいですね……

 

小笠原村役場

小笠原世界遺産センター

小笠原ビジターセンター

 中心部に戻ってきました。ちょっと時間が早かったので、夕食時まで解散!ということで、自分は泊めてもらっている友人宅で荷物を整えた後一人で街中散歩をしていました。世界遺産センターやビジターセンターの内容も、父島を一通り見て回った後だとさらにうなずけるようになってきます。初めにきて前知識を仕込んで島内観光し、一通り見終わった後にまた世界遺産センターやビジターセンターを再度見学してさらに理解を深めるのがいいように思いました。でも3日じゃ足りない気がする!

二見港

二見港内部

二見港窓口

二見港に停泊する『おがさわら丸』

二見港ははじま丸乗り場

二見港に停泊する『ははじま丸』

 まだお店が開くまで時間があったので二見港をぶらぶらしていました。おがさわら丸の発着日になると窓口も混雑すると思うので、空いていて誰もいないいまのうちに撮影をば。ははじま丸乗り場の方は開いていなかったですが、外から明日乗る予定のははじま丸を撮影。こう見るとなかなか格好いいですね、明日が楽しみです。

生ワラビのパスタ

 なんだかんだでちょうどいい時間になったので晩御飯へ。山菜ってなかなか食べることないんですが、ワラビって結構おいしいんですね、これはいい発見です。

 この日の夜もぐだぐだ話しながらご飯を食べていましたが、翌日は最終日で7時半のははじま丸に乗りたいので夜更かしもしていられません。のんびり港を歩きながら友人宅に戻りました。

 3泊4日って案外早く過ぎ去るものですね……次は最終日、母島編です。

 

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