走島に行ってきました。
走島行きの船は鞆港から運航しています。鞆港までは福山駅からトモテツバスで30分ほど。鞆港のある鞆の浦は潮待ちの港として栄えたところで、今も昔ながらの街並みが残っていて素敵な場所です。船は鞆を起点に1日5往復ですが、船までの時間つぶしに鞆の浦の街並み散策はおすすめです。
船乗り場の向かいには走島汽船の切符売り場があります。自動券売機での発券となります。切符を買ったら港で出航を待っている走島汽船の「神勢丸」に乗り込みましょう。車の積載の可能な大型船です。
鞆港から走島まではおよそ25分。船は島北西部の本浦地区に到着します。簡易郵便局や診療所、小中学校の跡はこの本浦地区に集中しています。
島の西部の唐船地区までは本浦地区から西へ3kmくらい、坂道もありちょっと歩くのはしんどいです。私は唐船地区にある「太進館」さんで宿泊しましたので、女将さんに迎えに来ていただきました。その際にいろいろな走島スポットを教えていただきました。上のサボテンもその一つです。時間帯によっては逆光で大変なことになりますが、サボテンと港が一望できてなかなかに壮観です。普段自生しているサボテンってあまり見ない気がする。
唐船地区には猫ちゃんがいたるところにいたり、黒いパイプがいたるところに張り巡らされていたりします。黒いパイプは何かというと、なんと海苔を海から養殖場まで搬送するためのものだそうです。そんなことありなのか……とも思いましたが、そういうことなんでしょう。思いもよらなかった……
鞆港15時とちょっと早い船で走島に渡ったため、晩御飯の時間までそこそこあり唐船地区を散策していました。宿から数分で海に着きます。波を眺めながらぼーっとする時間は贅沢そのものですね……
そして晩御飯の時間に。量がたくさん!そしておいしい!こんな贅沢をしていいのだろうか…… 写真のほかにもまだまだたくさんいただきました。個人的にはマナガツオの刺身が大変おいしくて虜になりました。あまり縁がない魚だなあと思っていましたが、関東ではなかなか見かけない魚のようです。道理で聞いたことがなかったわけです(関東出身)。これ食べてからというもの、お店でマナガツオを見つけたら頼んでしまうようになりました、もっともほとんど見かけないわけですが。
ご飯いただいた後はぐっすり寝て、起きて朝ごはん食べて9時前の船で鞆に戻り、鞆の浦を見て回ってから福山経由で家に帰りました。料理に舌鼓を打て、海苔のパイプや猫ちゃんの写真を撮れたりと充実した走島行きとなりました。鞆の浦はこの後も何度か行けていますが走島はご無沙汰なので、バイクを載せて再訪したいと考えています。