3月末、広島にいられる日ももう少なくなってきました。
しばらく雨模様でしたが、今日は晴れ予報で仕事の引き継ぎや片付けも目処が見えてきたので、休みを取り三原市にある小佐木島、佐木島に行ってきました。雲がほとんど見えない快晴で絶好の旅行日和です。これが広島在住中最後の島巡りになりそうです。今までたくさん巡ったなあ。もしかしたら、時間があったら似島にまた行くかもしれませんが、もしかしたら……
まずは小佐木島に行きますが、小佐木島に向かう高速船は三原港から出るため、山陽本線で三原に向かいます。以前佐木島に行った時は須波から乗ったので、三原港の利用は初めてです。三原港は三原駅から徒歩5分、新幹線も止まるのでアクセス良好です。
三原港にやってきました。三原港からは小佐木島、佐木島を経由する瀬戸田行きのほか、因島経由生名島行きの高速船も出ています。電車の駅みたいな案内板と改札が風情を出しています、いいですねえ。三原港での検札はありませんが。
地図もいいですねえ。しまなみ海道開通前は三原から今治行きの船も出ていましたが、今や昔です。こういう地図を見るとロマンがありますね。
窓口もありますが、乗船券は基本的に自動券売機での発売となります。よくある食券タイプですね。小佐木島からは三原に戻ってまた佐木島の向田に向かいますが、三原での時間がないので今のうちに小佐木島行きと向田行きの乗船券を購入します。
小佐木島へは瀬戸田や向田からのアクセスは船が経由しても不可で、三原からの往復でしかアクセスできないことになっており、そのことがいたるところで強調されています。理由は分かりませんが、島民の方が三原以外に行くことがないからとかでしょうか。瀬戸田から行ければもう少し滞在の幅が広がるのになあと思いますが、これは仕方ありません。三原12:10発小佐木12:24着、小佐木13:13発三原13:27着が一番滞在しやすいかなと思います、わたしはこれです。それかもう一本前の三原10:40発かですね。
船がやってきたので乗り込みます。瀬戸田に向かう観光客が結構乗り込んできたのが印象的です。瀬戸内海は町と港が一体となっているようなところがちらほらあり、そこに旅情がそそられます。海の街、いいですよね。
小佐木島に到着しました。わたしと郵便局の局員さん、外国人観光客の夫婦の4人が下船です。小佐木島の人口と同じ……
港の前では水道の検針もしておりそこそこの人がいてなかなか賑やかという第一印象です。のんびりしたいところですが49分後に瀬戸田から折り返し戻ってくる船に乗る必要があるため、島を一周する道路を歩き始めます。0.5平方キロなのでまあ49分で回り切れるでしょう。
小佐木島は人口4人の島ではありますが、その割には人と出会います。島民の平均年齢は90を超えるそうですが、すれ違った方は皆さんとても元気でした。離島経済新聞では島出身の方が定期的に戻ってくるとあったのでもしかしたらその方かもしれませんが、でもこういう明るい話題があるのはいいですね。
陸地も近い場所にあるので須波の街並みを一望出来ます。天気も良くて海も綺麗で良いことづくめ！小佐木島灯台もちらっと顔を覗かせます。いい眺めです。
最近離島に行くたびに電柱の写真を撮るようになりました。プレートに地名が書いてありますからね、離島の名称があるものを探すときに極めて有用です。というわけで今回も電柱をパシャリ。ちゃんと小佐木の文字が入っていて満足です。うーん不審者感。
島を半分ほど歩いてきました。ここで意味深な階段が。方角的に灯台に向かうのでしょうか、気になりますが、船に乗り遅れるのが一番まずいので道路に従って進みます。
佐木島が見えてきました。さっきは小佐木支でここは小佐木幹なのか、小佐木幹ってどこ通ってるんだろう……
山道から平坦な道に戻りました。柑橘畑も見えてきました。南の佐木島が綺麗です。ここでサウナを発見！
小佐木島は目立つ観光地はないですが、サウナと宿泊施設はあるのです。サウナと一緒に食事付きや宿泊付きのプランもあり、観光資源として活かそうというのが伝わってきます。週末のみ営業なので今日はやっていないのが残念ですが……ちょっと悔いが残ります。小佐木島でランチしたかった……
宿泊施設は公民館の横にあります。小佐木島に泊まってみたかったなあ、なかなか小佐木島に行けずに今日になってしまいましたが、やっぱり下調べはそれなりにするべきですね。リベンジ案件です。
一周して港に戻ってきました。大体一周で35分ですね、ちょうど良かったです。港の近くには波止場の跡みたいなのもあります。そしてちゃんと港には待合室も！三原方面にしか行けないので時刻表も三原行きのみです、わかりやすい。
船が戻ってきました（カーフェリーではない）。乗ってきた船がそのまま瀬戸田で折り返してきた感じですね。三原に戻ってまた同じ船に乗り佐木島に向かいます。
佐木島のお話
